治療家の先生が「軸育」を学ぶにあたって、変えなければいけないことがあります。
それは考え方です。
考え方が間違っていれば答えにたどり着きません。
例えば、腰痛の人は「椅子から立つ時に痛い」と言いますね。
治療家の先生の思考は、「どうやったら(どう治療したら)、椅子から立つ時の痛みが取れるか」と考えてしまうことです。
痛みを取る前に、「どうして、椅子から立つ時に痛みが出るのか?」と考えることが先なのです。
これが分かれば、治療しなくても椅子から立つ時の動作を教えることで痛みがなくなります。
なぜなら、痛みは立つ動作中の重心バランスの崩れが
原因だからです。
もっと言えば、椅子から立つというのは、人間の基本動作なのです。基本ができていないから腰痛になるのです。
人間の基本の動作ができていないことが問題なのです。
そして、この基本動作を学ぶことが「軸育」なのです。
日常で椅子から立つことは多いのですから、
きちんと「椅子立ち」ができるようになると今後も腰痛になるリスクが減るのです。
コメント