現代日本人のほとんどの人がしている姿勢を解明しました。
一言で言えば、固まっている。 または体を固定している。
体を固定するとは、本来柔らかい筋肉を固めます。
しかも骨と一体化して固めます。
関節も固定されます。
Lを作って固まります。
L字固定と名付けました。
人間の体は、たくさんの骨が連結して、骨格を形成しています。
連結部分を関節と言います。
関節を固定してはいけない
この関節はとても重要で、体を自在に動かすことができます。
また、揺れや衝撃を吸収してくれます。
ジャンプして着地する時、関節がクッションを利かせば、
安定した着地となります。
重心のバランスを取るために必要なものです。
重心がブレた時に人間は、危険な状態と思ってください。
ぎっくり腰は瞬間的に大きく重心がブレた時に起こります。
他にも膝がバキっとねじれたりする時も重心がブレた時です。
なので、筋肉を固めると関節まで固まってしまう。
L字固定で姿勢を取ると、不安定な構造をつくってしまうのです。
では、どうしてLを作って固定してしまうのか??
それは体のセンターに軸が通っていないからです。
軸を感じていないのです。
固定したら、軸は出ません。
軸はバランスを取りながら入れるものです。
固定は静の世界 軸は動の世界
軸を見失った日本人
昔の人は、背骨を軸として、しならせながら使っていた
五重塔も心柱という軸が入っていて、しなりながら
揺れを制御していた
筋肉は凧揚げの紐のように、骨格軸を引っ張ったり、緩めたりして、
バランスを取るのが役目なのです。
固まっていては、バランスが取れない。
体幹を鍛えることに価値を置いている日本人には理解できないかもしれない。
「筋肉を鍛えて、自前のコルセットを作る」って、固定の世界です。
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