腰痛

腰痛治療に認知行動療法は良いのか?①

腰痛治療に、認知行動療法が数年前に流行りました。
腰痛に対しての認識を変えることで腰痛を克服するというものです。
例えば、
昔は腰痛は安静にしとく方が良いと言われていましたが、安静にしていても痛みの改善につながらないことが分かったのです。
そして、レントゲン、MRI、CTなどの画像検査での診断はあまり意味がない。
例えば、画像診断でヘルニアが見つかったとしても痛みとは関係があるかどうかは分からない。
その診断を気にして、かえって体を動かす事が危険だと間違った認識をしてしまい、腰を守ろうとして消極的になり、
余計に腰を動かせなくなる悪循環になるということです。
なので、腰痛の認識を変えて、その診断を深刻にとらえないで積極的に動いて、
腰痛を解消させようというものです。
方向性は、いいと思いますが、
大事な事が抜け落ちています。
それは、動いて腰痛を治すのはとても良いことですが、
間違った動き方をして、腰に負担がかかり痛みが出るということが、知られていないのです。
そこを直さずに、「動きましょう」といっても
患者は、痛くなるのはイヤなので、積極的になれない

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。