質問:AまたはBが体の軸を上手く利用して、
あぐら姿勢を取っています。
体の軸をうまく利用すれば、首が痛くなったり、
肩こりや腰痛になることはありません。
上記の質問をFacebookに投稿した所、
Aと答えた人・・・50人
Bと答えた人・・・4人
圧倒的にAが体の軸が入っていると思われた方が多いようです。
体の軸とは何か、分かりますか?
軸という言葉の意味を調べてみると、、、
・棒状の機械部品で、列車の車軸のように機械部分を支持するだけの車軸と、伝動軸のように回転運動あるいは直線往復運動により動力をある程度距離が離れたところに伝える役目をする回転軸の2種類がある
・車の轂(こしき)を貫いて車輪を保持し車体をささえる棒
・ 筆、ペン、マッチなどの手でもつ柄の部分
・シャフトともいう
・わみ軸 flexible shaft 曲がりやすい軸,すなわち曲げ荷重に対するよりねじり荷重に対する変形が小さい軸
色んな意味がありますね。
デジタル大辞泉 - 軸の用語解説 - [名]1 回転するものの中心となる棒。特に、車輪の心棒。車軸。2 巻くものの中心にする丸い棒。特に、巻物・掛け物などの心木しんぎにする棒。3 掛け物。掛け軸。かけじ。幅ふく。「床の間に軸をかける」4 《巻物では2に近い所が巻末とな...
体の重みを動かしたり、バランスを取ったりする時に、力を発生させて、
その力が全身に伝わっていく時に、体の軸が必要となります。
体の軸はバランス取るために機能しなくてはいけないのです。
あぐら姿勢を□で囲うと
・Aは頭の位置が四角の真ん中にあるが、
・Bは、おしりの上の方へ位置している
下図では、
・Aは、三角の頂点に頭が位置していて
・Bは、L字のような姿勢である
質問の回答:体の軸があるのはAである。
BはLの字のような形を取って、硬直して固まっているだけの姿勢であり、
バランスではなく、ただ固まっているだけである。
だったら、Aのようなあぐら姿勢を取ればいいのだが、
Aの姿勢を取るのはは、かんたんではありません。
現代人の多くがAのようにならない。
それは、背骨周りの筋肉が固まっているからです。
Aの背骨は、バネコイルのようなバネ感のある背骨である。
体の軸とは、固く、まっすぐな鉛筆の芯のようなものではない。
たいてい、あぐらを自然にするとBのようになる人が多い
下図の女性も背骨が硬直しており、Lの字で固まっている
下画像の背中の曲がりが気になる人ほど、自分の背中が固まっており、
丸まることができない体になっているかもしれません。
あぐらで背中が湾曲するのが正常な体です。
Aを猫背と思っているなら間違いです。
あぐらで自然な状態で、目線が水平より下がるなら、猫背・ストレートネック
になっていると思って下さい。
↑左の人は、背中が丸まれない。背骨周りの脊柱起立筋という筋肉がロックされており、
伸びることができないので、背中が丸まれない。
右の人の背骨の関節の可動域が広いため、湾曲できている。
背骨がきちんと動くことのできる健康な背骨である。
背骨が自在に動かないのであれば、関節の意味をなさない。
背骨でバランスを取ることができない状態である。
あぐらを見れば、背骨・背骨の関節の状態が分かるのです。
だとしたら、整体やマッサージ、筋膜療法などで、筋肉を緩めればいいと
思うかもしれませんが、なぜ、背骨周りの筋肉が固まってしまうのか、
考えて下さい。
筋肉が固まる原因は、
骨格が構造的にバランスが悪く、体幹が不安定になっているので、
無意識に、筋肉を緊張させて固めて関節を動かないようにロックさせてしまうことが原因なので、
施術で緩めても期間限定の効果となります。
ということで何10回施術を受けても重力に対する構造的なバランスは、
何一つ変わらないので、L字(B)の人が三角バランス(A)なることはありえません。
施術を受けた後は楽になるけど、根本的にバランスは変わりません。
体の軸があるのかどうか分かる簡単なテストがあります。
テスト1:手を使わず、あぐらからスッと立つことができるか?
体の軸があれば、スッと立つことができて、
体の軸がないとスッと立つことができません
↓ ↓ ↓
テスト2:肩を後ろに引かれてもあぐらを維持できるのか?
肩を引っ張られて、後ろにひっくり返るようでは、あぐらのバランスが取れていません。
↓ ↓ ↓
土台がしっかりすれば、股関節が機能する
あぐらで大事なことは、土台がしっかりしているのか?
土台ができれば、股関節が支点と働く
長州さんのあぐらは股関節が支点として機能している。
長州さんのあぐらをしている所を見るとLの字に固まっていない。
安定感があるし、固まっていない。どっしり、基礎が作れている
すると、股関節がバランスを取ることとして機能していている。
素晴らしいあぐらである。この投稿では、「あぐらの形」で説明したが、
実際体をどのような構造を持って動かしているかが重要であり、
今回は画像を見ただけである程度判断できることを書きました。
申し訳ないが、あぐらバランスがとっても良くない例として、
ロザンを紹介させてもらう
たしか高学歴の芸人さん、イスに座って、たくさん勉強してきたのではないだろうか?
長州さんは、レスリングで体つくりをして育ち、
ロザンは、勉強して脳を発達させた。上手く体・骨格を使うことを学べなかった。
現代人は勉強を強いられて、大人になるとデスクワークで1日中、イスに座っているなら、
体がおかしくなっても仕方ないと思う。
人間の歴史を見ても体を使うことをして、生きてきたが、
現在、脳をメインに使うライフスタイルに変わってきてしまっている。
体をおろそかにしてしているとあらゆる問題が起きて、健康被害につながると思う。
あぐらは、日本の文化とも言えるものだったが、きちんとした「あぐらバランス」が
取れる人が少なくなった。
イス生活の弊害である。
”あぐら 英語” で検索すると ”Agura”と出た。
西洋には、あぐら文化がないようです。
脳梗塞、心臓病の人の背中は硬直しています。
背中の硬直は、血液循環を妨げ、心臓に負荷をかける
弱った心臓は、心臓より上に位置している脳へ血液を送る力が入らない
降圧剤がさらに、血液を送る圧を弱らせる。
ばねやたわみがない背骨である。
あぐらから健康な体を作りたい。イスで背骨がおかしくなる。
質問などありましたらどうぞ~
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